リスク細分型の自動車保険

リスク細分型の自動車保険は、基本的に事故に遭う可能性の低い人ほど保険料が安くなる仕組みになっています。
具体的には、免許証の色、年間の走行距離、車の使用目的、などが保険料に影響を与える要素です。

免許証の色については、グリーン、ブルー、ゴールド、の3種類がありますが、前年の保険契約時に免許証の色がゴールドだった人も、免許証の更新前に、事故や違反があるとブルーになってしまいます。
次年度の保険始期の時点で免許証の色がブルーになってしまうにもかかわらず、ゴールドのままで継続してしまうと、イザというときに保険金が支払われないこともありますので、十分に確認してから手続きを行なってください。

車の使用目的については、一般に日常・レジャー使」、通勤・通学使用、業務使用、の3つの区分があります。
これについては、主に運転する奥さんが、パートを始めて車で通勤するようになった、あるいは子供の通学に車を利用するようになった、などのケースが想定されます。ここで注意が必要なのが通勤・通学に使用するケースで、最寄り駅までの送り迎えについてもこれに含まれることになりますので、気を付けてください。

年間走行距離は、家族を取り巻く状況の変化に応じて、思いのほか変動します。保険会社によっては、契約時に申告した予定走行距離を超えてしまいそうな場合には、事前に連絡して差額保険料を清算することになっていたりします。

posted by masa at 19:50 | リスク細分型の自動車保険

エコノミー車両保険

エコノミー車両保険の最大の特徴は一般の車両保険に比べて保険料が安いところです。
ただ保険料が安いのにはそれなりに理由があります。つまり保険料を安くするために、補償の範囲について割り切っているのです。一般的にエコノミー車両保険については、括弧書きで車対車+Aと付記されていますが、基本的に車対車の事故を補償するものです。これに+Aとして補償の範囲が拡大されています。

実は自動車事故の大半は車同士つまり車対車の事故なので、エコノミー車両保険で、事故による車両の損害のかなりの部分が補償されることになります。
これに+Aとして、火災・爆発、盗難、台風・洪水・高潮、騒じょう、物の飛来・落下、いたずら・落書き・ガラス破損」の補償が追加されますので、実質的には補償されない場合について考えたほうが早いです。

それではエコノミー車両保険では補償されず、一般車両保険の補償の対象となる事故について考えてみましょう。ここで真っ先に思いつくのが単独事故です。崖からダイブしてしまうような大事故はもちろん、塀やガードレールに接触、車以外の物との接触が考えられます。

さらに、エコノミー車両保険でいうところの車対車の事故については、あくまでも相手の車および運転者または所有者が確認された場合に限って補償の対象となりますので、当て逃げなどで相手がわからないような場合には、一般車両保険に加入していないと補償が受けられません。
posted by masa at 18:51 | エコノミー車両保険

人身傷害補償保険


人身傷害補償保険はまだ歴史の浅い商品です。
これが発売される以前は、単独事故など相手からの補償が期待できない場合には幾つかの限られた補償に頼るほかありませんでした。
人身傷害補償は、発売当初は特約としての位置づけでしたが、現在では各社の総合型自動車保険の基本機能として自動的にセットされることが多くなりました。

通常相手のある事故で、被害者となりケガをした場合、相手方の加入している自賠責保険や任意保険からの支払を受けることができます。
ところが、単独事故や、相手があっても自らの過失が明らかに大きい場合については、相手から満足のいく補償を受けることができません。そこでこのような場合にも治療費などの心配をしなくても済むようにと開発されたのがこの補償です。

相手のある事故の場合、例えば信号待ちで停まっている車に追突するなどの特殊な場合を除いて、どちらかが一方的に悪いというケースはむしろ稀です。そこで、お互いの過失の割合について話し合いで決める必要がでてきます。
簡単に言えばどちらがどのくらい悪かったのかについて割合を決めて、自分が悪かった分だけ補償すれば良いということですが、人身事故の場合には物損事故に比べて比較的緩やかに解されることが多いようです。

とはいえ不幸にも大きな過失が認定されて、相手からの支払が大幅に減額されるようなことになれば、足りない分は自分で被ることになります。
このようなとき、自身が加入する保険により何らかの補償が得られなければ、ケガの治療費を自ら負担しなければならなくなってしまいます。そこで登場したのが人身傷害補償保険です。
posted by masa at 10:30 | 人身傷害補償保険

対物賠償責任保険

対物賠償責任保険では、事故により他人の車や物を壊してしまい、その結果法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。
ここでポイントになるのは他人というところで、自分の物や家族の物は支払いの対象とはなりませんので良く理解しておいて下さい。
例えば、自宅で車庫入れの際に家族が所有する別の車にぶつけてしまうと、対物賠償責任保険の支払い受けることができません。

対物の補償についてはどうでしょうか。無制限が発売された背景には賠償額の高額化の問題があります。普通の自家用乗用車については修理代や車の値段など、ある程度必要な補償のイメージが湧くと思います。
ところが信号機やガードレールそしてバスなどの修理代となると、なかなかピンとこないのではないでしょうか。
また、日常普通に見かけるトラックが何を積んでいるのか意識することはほとんど無いでしょう。

ここでもうひとつ考えなければいけないのが、いわゆる間接損害というものです。
これは車や物が壊れたことにより間接的に発生する損害です。
具体的にはバスやタクシー等が事故で使用できなくなった場合や、商店が損壊したことにより営業が継続できなくなった場合に、本来であれば得られたはずの利益などを補償するものです。
posted by masa at 09:11 | 対物賠償責任保険

相手への保証は

自動車保険でのポイントです。
相手方への補償は、できるだけ厚くしておきたいところです。
自動車保険に加入すると保険会社から送られてくるこの封筒の中身、ちゃんとチェックしていますか?
賢い自動車保険選びのために、そしていざというときのために、まずご自分が加入している自動車保険についてこの機会にしっかりと確認してみましょう。
自分の保険を把握しておく事が大切です。
一般に自動車保険といえば通常任意保険のことを指し、これは読んで字のごとく、ドライバーがその意思により、あくまでも任意で加入するものです。そして、これからお話をする対人賠償責任保険は、任意保険のひとつのパーツということになります。

また対人賠償責任保険の補償については、この自賠責保険への加入がその大前提になっているからです。
自賠責保険では死亡について最高3000万円、そして傷害による損害について最高120万円が支払われることとされていますがこれだけでは少し心もとないような気がします。
そこでこれに対する上乗せの補償を得るために、任意保険としての対人賠償責任保険が登場するわけです。

ここで対人賠償責任保険の補償額としては無制限を選択するのが一般的です。自賠責保険で3000万円補償されるのだから少し上乗せして5000万円くらいにしておけば良いではないか、という意見もありますが、無制限に加入するのが無難でしょう。
posted by masa at 10:32 | 対人賠償保険

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